ベンガル
ベンガルはかなり個性的な外観です。小さなヒョウのような美しい被毛はベンガル猫の最大の特徴で、この体の斑点はロゼッタ模様と呼ばれ、何よりかなり野性的で、ゴージャスなイメージの漂う猫種です。
被毛はベルベットのような触り心地で、外観と同様に性格にも野性味を残しているのですが、飼い主には従順、かつ、人なつこい性格です。猫としては珍しいのですが、水に濡れることも嫌がらず、水遊びをすることもあります。
もとは「イエネコ」と「ベンガルヤマネコ」（アジアンレオパードとも呼ばれる）を交配して生まれた猫種で、昔のベンガル猫だと、ベンガルヤマネコ本来の野性味がより強く残されていましたが、最近はイエネコやその他猫種と交配が続けられたので、比較的おとなしいベンガル猫になっています。
温厚で、社交的な性格なので、小さな子どものいる家庭でも飼うことができます。子猫のうちから他の猫と多頭飼いされても、ベンガル猫は大丈夫です。体格はやや大型、がっしりした骨格で筋肉質です。体長は約55ｃｍ～80ｃｍ程度、体重は、オスが5～8ｋｇ、メスが3～5ｋｇ程度です。
特有の病気はありませんが、野生のなごりでやや敏感なので、落ち着かないような環境ではストレスを溜めてしまうことがあります。他の猫種より運動量が多いので、飼うには広いスペースが必要です。キャットタワーなど、高さのある遊び場所を用意してあげると喜びます。お値段はかなり幅がありって10～30万円程度です。模様がキレイだとやはり高値がつきます。